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私事ですが…卒業しました。

瀬戸内はすっかり春です。

桜も花開き始めて、この週末はお花見で賑わうことでしょう!

 

さて、今日のブログは私事な内容ですがご容赦を。

じつはこの一年間、倉敷本染手織研究所という染織の学校に通っておりました。

昨日3月29日に、卒業しました!

 

倉敷本染手織研究所は倉敷民藝館を設立した故外村吉之介により昭和28年に設立された学校です。

日々の暮らしの中で働く、健康な美しさをそなえた布を織る工人を育成することを目的としています。

…と、この研究所について語ると長くなりますのでまたおいおい…。

 

卒業制作には着尺を織り、着物に仕立てました。

(仕立ててくれたのは祖母)

卒業式には、その着物を来て出席しました。

 

 







 

 

たて糸は既成の糸を様々な色に染めたもの、よこ糸は自分で手紡ぎしたものです。

市松模様に見えるような組織織りにしました。

 

綿から糸を紡ぎ、布にするという一連の作業を一年間で学びました。

もめん畑には膨大な量の布がありますが、布というのは、こんなにも手をかけて作られるものだと知りました。

もちろん今は機械を使うので、かかる手間は全く違いますが、そんな機会も人の手が生み出したものです。

人の手ってすごい。

誰かを温めたいとか、喜んでもらいたいとか、そんな想いが人の手から布を生み出したんだと思います。

 

これからもめん畑で、手づくりを楽しむ方、手づくりに挑戦したい方のお手伝いがますますできるよう、

私にできることを精一杯やっていきます。

また、研究所で学んだことも、もめん畑の新しい展開に生かしていきたいと思っています。

改めて、これからも宜しくお願い致します!

 

nana